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情報システム部に限らずどこの部署でも同じですが、社員が1000人以上いるような大企業と100人前後の中小企業では同じ部署でも仕事の仕方が大きく違います。

社内SEが所属する情報システム部でも企業の規模の大きさによって社内SEの仕事の仕方や内容がまったくと言っていいほど違います。その違いを見ていきたいと思います。

 

大企業での社内SEの特徴

細分化・専門化された社内SEの役割

大企業での社内SEの仕事の特徴は、役割が細かく細分化されており、役割が専門化されていることです。企業によってはジョブローテーションもありますが、掛け持ちが少なく、特定の役割を専門的に担当するが特徴的です。例えばインフラならインフラ、ネットワークならネットワークに専念して業務を担当することになります。特定の技術や技能についてスペシャリストとして専門的に掘り下げて仕事をすることができます。

業務やシステム全体が把握できない

役割が専門化されるため、なかなか自分の役割の範囲外のシステムや業務が見えづらくなるのが大企業での社内SEの特徴です。

大規模システム開発に携われる

逆に大企業では、数年間かけて行うような大規模プロジェクトに関わることができます。社内の利害関係者との調整や、複数の外注ベンダーの管理など中小企業では体験できないような経験をすることができます。

経営陣との距離が遠く、接点がない

大手のある企業のシステム部長は社長と話をしたことがないという話を聞いたことがあります。大企業ともなるとシステム部長ですら経営陣との距離が遠くなる場合があります。

 

中小企業での社内SEの特徴

役割の兼任が多く、守備範囲が広い社内SEの役割

逆に中小企業での社内SEの仕事は、様々な役割を掛け持ちしながら従事することが大半です。例えば、メールシステムを構築だけにおいても、RFI・RFPの作成、ベンダーからの見積り精査、社内の企画申請、インフラやネットワーク等の設計、外注管理、導入時のユーザ訓練などを一人で担当するケースがあります。

その他にも既存システムのログチェックからバックアップテープの管理、複合機のトナー管理、ヘルプデスク、ユーザへのIT教育、セキュリティ対策、機器の故障対応なども対応するため、様々な経験をすることができます。

業務やシステム全体が見渡せる

様々な役割を掛け持ちしながら同時こなしていくため、システム間の横のつながりや、複数部署を横断した業務について把握できたりします。社内業務の全体について見渡すことも可能なので、業務の改善点を自ら見つけて取り組んだりもできます。

経営陣との距離が近い

私の会社(社員200人未満)ですと、社長や副社長がPCやメールでわからないことがあるとすぐに内線をかけてきます。最近では慣れたとはいえ、内線のPHSに社長の内線番号が表示されると、いまだにドキッとします。

しかしそういったきっかけで日頃から接点があるため、顔や名前を覚えてもらったりもします。またそういった機会の折に触れて、自分の抱えている問題について社長に直接相談できます。

 

大企業・中小企業どちらがいいかはその人次第

結局は大企業・中小企業それぞれで長所・短所があります。自分の性格やこれまでの経験をもとに自分に合った企業規模を選ぶのも、転職を成功させるためには重要な要素です。