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社内SEに役立つ資格について考えてみたいと思います。ちょっと古い記事ですが、社内SEであれば良く読んでいると思われます日経コンピュータの2011年12月8日号に「2012年度版 いる資格、いらない資格」という記事が掲載されていました。

その記事の中に「ユーザ企業のシステム部長が自社のシステム部員に取得させたい資格」というランキングがありました。「ユーザ企業のシステム部長が自社のシステム部員に取得させたい資格」ということは「社内SEにとって役に立つ資格」、しいては「社内SEに転職する際に有利になる資格」と言えるのではないでしょうか。

切り口としては以下の4項目毎に社内SEに役に立つ資格を取り上げています。

・情報処理技術者試験
・ITベンダーの認定資格
・IT関連団体の認定資格
・ビジネス分野の資格

 

情報処理技術者試験

順位 資格名 回答%
1位  基本情報技術者 49.2%
2位  ITパスポート 45.0%
3位  情報セキュリティスペシャリスト 44.4%
4位  プロジェクトマネージャ 32.8%
5位  ネットワークスペシャリスト 32.3%
6位  システム監査技術者 30.2%
7位  応用情報技術者 22.8%
7位  データベーススペシャリスト 22.8%
9位  ITサービスマネージャ 21.2%
10位  ITストラテジスト 16.4%

やはり根強い支持の国家資格

まずはIT関連の資格としてメジャーな国家資格である情報処理技術者試験のランキングです。

情報処理技術者試験でランキングされた資格は軒並み高い支持率を得ており、国家資格に対する信頼性が反映されているように思えます。

やはり「基本情報処理技術者」が基本中の基本

4項目全体でも第1位だった「基本情報処理技術者」ですが、やはり社内SEとしても最低限押さえておきたい資格だと思います。たとえ開発が外注中心の社内SEだとしても、「基本情報処理技術者」の試験範囲内くらいのIT知識は最低限ほしいところです。

内製回帰の動きが

また昨今の内製回帰の流れから、スペシャリスト系の人気も高まってきているようです。

 

ITベンダーの認定資格

順位 資格名 回答%
1位 オラクル(データベース分野) 25.4%
2位 マイクロソフト(データベース分野) 19.6%
3位 オラクル(開発分野) 12.2%
4位 VMware認定プロフェッショナル 10.1%
5位 マイクロソフト(開発分野) 9.5%
5位 シスコ技術者認定 9.5%
7位 マイクロソフト(OS分野) 9.0%
8位 SAP認定コンサルタント 7.9%
9位 オラクル(アプリケーション分野) 6.3%
10位 マイクロソフト(メッセージング分野) 5.3%

データベース関連が人気

ITベンダー系の資格としては、オラクルやマイクロソフトなどのデータベース関連資格が人気のようです。

 

IT関連団体の認定資格

順位 資格名 回答%
1位  ITコーディネータ 20.6%
2位  ITIL(ITILファンデーションなど) 14.3%
3位  ISMS(審査員候補・審査員など) 13.8%
4位  PMP 9.5%
5位  BABOK(CCBA、CBAPなど) 7.4%
6位  XMLマスター(XML技術者認定制度) 6.3%
7位  技術士(情報工学部門) 5.8%
7位  UMLモデリング技能認定試験 5.8%
9位  ITSMS(審査員・主任審査員など) 4.8%
9位  オープンソースデータベース技術者認定試験 4.8%

社内SEの業務にマッチした「ITコーディネータ」「ITIL」などが人気

IT関連団体の認定資格としては、社内SEの業務に直結した「ITコーディネータ」や「ITIL」が人気となっています。

「ITコーディネータ」はITの活用について経営者に助言や支援ができる人材育成を目的とした試験です。

「ITIL」はITサービスの運用管理に関する資格です。どちらも社内SEにうってつけの資格といえます。ITILファンデーションは比較的簡単に取れますので、社内SEを目指す方は取得してみてはいかがでしょうか?

 

ビジネス分野の資格

順位 資格名 回答%
1位 日商簿記(2級以上) 45.5%
2位 マイクロソフトオフィススペシャリスト 36.0%
3位 パソコン検定 27.5%
4位 TOEIC(730点以上) 23.8%
5位 中小企業診断士 15.3%
5位 ビジネス実務法務検定 13.2%
7位 実務英語技能検定(2級以上) 11.1%
8位 社会保険労務士 9.0%
9位 中国語検定(2級以上) 7.9%
10位 ファイナンシャル・プランナー 7.4%

ビジネス資格の定番「日商簿記」が社内SEでも人気

ビジネス分野の資格としては、社内SEでも「日商簿記」が人気となっています。簿記は会社の経理的・経営的な仕組みを理解するのにとても役に立ちます。そのため「日商簿記」はビジネスパーソンとしてとてもあらゆる実務面で役に立つ資格です。

Office系やパソコン検定も上位人気

一般的には、社内SEの人はもともとOfficeやパソコンの操作は十分詳しいと思われがちですが、案外一般ユーザよりちょっと詳しいだけという人も多いのではないでしょうか? 管理人としてはちょっと意外でしたが、そういった事情も加味されて人気化しているのでしょう。

 

社内SEへの転職に役に立つ資格(まとめ)

基本的な資格は「基本情報処理」と「日商簿記」

社内SEへの転職の際に、ITの基本がしっかりできていることを示すには「基本情報処理」、ビジネスパーソンとしての素養があることを示すには「日商簿記」がとても有用ではないでしょうか。

よりアピールするための資格

できれば「基本情報処理」にプラスして、「応用情報技術者」もしくは「スペシャリスト系」を持っているとアピールになります。

そのうえで、各求人の募集要項に書かれている業務に沿ったベンダー資格があればなおベターです。